生活習慣を正さなくてもニキビを治すことはできるの?
ニキビを治したいのならまずは生活習慣から、というのは良く言われることですね。しかし、面倒くさがって生活を変えないという人もいます。例を以下に挙げます。
「ニキビを治したいんです。でもお菓子も揚げ物も好きでたくさん食べてしまうし、録画しておいたドラマを見てると夜寝るのも遅くなっちゃうんです。
会社ではストレスがたまるから、タバコも吸ってしまうし、お酒が大好きなので週3で飲み会もします。でも、彼氏がいるから、自慢の彼女になりたいから、ニキビを絶対に治したいんです!
生活習慣を正すのが大切だってことは分かっているんですけど、なかなか治すのも難しくて・・・。どうすればニキビのない肌になれますか?」
はい。残念ですが、それは無理です。
生活習慣の改善が大切なのはなぜ?
食生活も睡眠の質も最悪、スキンケアも特に何もしなくてもニキビが全くできないという人っていますよね。
そういう方は元々の肌質がニキビに縁のないものであっただけで、私もそうですが、ニキビができやすい人は、そういう運命なのだと受け入れて、地道にケアをしたり生活習慣を改善していく他ありません。
ただ、ここで、生活習慣が乱れていてもしっかりとスキンケアをすればニキビは治るのではないか?という考えも浮かびますよね。
しかし、生活習慣が乱れた状態でスキンケアをいくら頑張ったところで、一時的には良くなるかもしれませんが、長い目でみれば結局は同じことの繰り返しです。
おさらい!どうしてニキビができるのか
ニキビは毛穴に皮脂や古い角質が詰まった状態のことです。ではどうしてこれらが詰まってしまうのかというと、ターンオーバーが乱れるからです。
ターンオーバーというのは肌の細胞が生まれ変わるサイクルのことで、この周期が早くなると未熟な細胞が肌表面に並び、遅くなると本来垢として落ちるはずだった角質がいつまでも肌に残ったままになってしまいます。
未熟な細胞が肌表面に並んでしまうと、大きさや形がバラバラだということですから、細胞同士の間に隙間ができますよね。
本来ならば、規則正しく同じ大きさの細胞が並んでいるため、きめ細やかで外部の刺激に強い肌となるのですが、隙間ができてしまうと、肌の内部の水分が蒸発したり、雑菌やアレルゲンが侵入したりしてしまうのです。
その結果、肌の調子が悪くなり、ニキビとなって表れてしまうのですね。
また、本来垢として落ちるはずだった角質がいつまでも残っていることで、肌のザラザラ感につながりますし、毛穴に詰まりができる確率も上がってしまうのです。
ニキビのメカニズムと生活習慣との関係
そしてこのターンオーバーの乱れというのがどうして引き起こされるのかという問いに、「生活習慣の乱れ」が関わってくるのです。
生活習慣が乱れることによって、体のリズムを一定に保つ機構である恒常性が乱れ、その結果、自律神経やホルモンバランスが崩れたりするのです。
ホルモンバランスが乱れると体の様々な部分に少しずつ異常が出始めます。もちろん肌も同じです。
ですから、生活習慣を改善することが、ニキビを治すにはとても大切なことなのです。
ニキビマスターつるのまとめ
「生活習慣の改善が大事だということは分かっているけど、でもめんどうくさい・・・。手っ取り早くニキビが治る方法はないの?」
と考える方も多いと思いますし、私も以前はそう思っていましたが、生活習慣を正しくするというのは本当に重要なことです。
かと言って、何も全てを最高レベルにまで引き上げて完璧な生活をしろというわけではありません。できることから少しずつ改善していけば良いのです。
正しいスキンケアをした上で、今までボロボロだった生活習慣をちょっと見直せば、そのスキンケアの意味も大きく違ってきます。
せっかく一生懸命ケアしている時間を無駄にしないためにも、できることから改善していきましょう。一番重要なのは、睡眠です。質の良い睡眠をとるということをまずは意識してみてくださいね。
ニキビマスターつるがお勧めするニキビ改善のための正しいスキンケア方法については、こちらをご覧ください。